モナドロジー
October 11, 2019 at 12:03 pm,
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岩波文庫でライプニッツの『モナドロジー』を買った。これは、前から読みたかったので、すこし時間をかけて読もう。(読んだ内容については、追記していく)さきに読んだ付録にある「物体と原動力の本性について」は、抄訳だがなかなか興味深い記述がある。「デカルト派は、力の本性を十分に理解していなかったために …(中略)… 力は質量と速さの複比に比例している……」すなわちデカルトは、運動量と力を混同しているというか、力の定義が誤りであるというようなことを述べているのだが、そもそも現代でも普通人は、このライプニッツが「デカルト派は」誤りだというような説明をしそうな気がする。
力、フォースを定義するためには、無限小を使ったやり方で微分が必要だし、まだ一般的には世間はライプニッツに到達してないようにおもう。
10/12
「実体の本性と実体間の交渉ならびに魂と身体のあいだにある結合についての新説」
このなかの 16 で、ライプニッツは「多くの聡明な人たちは、私たちが自由であるのはもっぱら見かけだけであり、実践的活動にとって十分な程度にすぎない、と考えていたが……」と前置きし、
新説を述べている。
その新説については、まだここでは触れないが、前文にある「多くの聡明な人たち」とは、一体誰誰を指しているだ??
訳注では、ホッブズ、スピノザを暗示しているのではないかとあった。