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コスモスとアンチコスモス

October 12, 2019 at 1:14 pm, No comments
井筒俊彦の哲学の集大成のひとつを岩波文庫で買って読み始めている。河合俊雄による解説のおわりに「井筒俊彦の未来」がある。そこに「井筒俊彦は1993年に亡くなったが、2000年以降に心理療法の分野では発達障害が非常に増えて、それと取り組まざるをえなくなっている。」とある。2019年の現在では学校教育に少しでもかかわっていれば教室でこの問題に身をもって対応しなければ授業そのものが持続困難になってしまっている。解説では「ここで詳しくは書けないが、発達障害の中核的問題は、主体のなさや弱さと考えられる。」と述べている。


この主体のなさや弱さはほとんどの現代人が背負わされている生き様のような気がしてならない。主体をつくらないような学校教育、地域社会になってしまっているからではないか。

と現代の社会に疑問を持っているのだが、それはあまりにもアクの強い風土を持った組織の群れで生き延びてきた自らの体験の範囲を出ていない。親しかった仲間のその後のことなどを思う。


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