水害の危険性と治水のむずかしさ
October 13, 2019 at 9:02 am,
No comments
関東から東北を通り抜けた台風の雨雲のせいで多くの河川があふれ氾濫してしまった。この被害を受けた地域のなかには知っている人々もいたが、水害は体験してその怖さがわかる。家や道具が水没した経験がないとあるのでは大違いだ。
わたしが今住んでいる地区は、古代、中世から物流に使われた可能性が高い川の流域にあるのだが、上流が大雨で川の水があふれそうになったときには、昔はそれを周辺に吐きだすようなゾーンだったらしい。古くから住んでいる人々の話では、井戸を掘っても濁った水しかでなかったそうで、なかなか住みにくくほとんど畑や水田だったらしい。
この地区が大雨で床下、床上浸水が多発したとき、市が治水対策を講じたところ別のエリアが大雨のとき水没するようになってしまったことがあり、全体で安定するまでには時間がかかった。その後も毎年、治水用に設置されたポンプの保守を業者がまわりの道路を通行止めにしてやっているほどだ。
2018年7月の愛媛県では、上流ダムの緊急放流によって下流域が急激に浸水し死者がでる水害があった。
参考リンク 愛媛新聞 2018年7月8日 記事