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ボイジャー2号

November 5, 2019 at 12:56 pm, No comments
ボイジャー2号が、太陽圏 ― 英語ではヘリオスフィア heliosphere ― の外へでた二番目の宇宙船となったのは2018年11月5日だった。一番目は、ボイジャー1号でどちらも NASA のものだ。太陽圏とは、太陽系圏ともいわれるように太陽のまわりを囲む粒子のバブルと磁場のことで、それらは太陽によってつくられているものである。太陽のまわりをとりまく保護膜のようなものの中が太陽圏とよばれている。地球から180億キロメートル離れたところでボイジャー2号はインターステラー空間あるいは星間領域へと突入した。

NASAのボイジャーの旅を解説するページには、太陽と太陽をとりまく太陽圏からインターステラーへと出て行くボイジャーの絵がある。

この絵にある 「ヘリオポーズ heliopause 」とよばれるものが、太陽風とインターステラー風が均衡をたもつ境界面となっている。太陽圏を出て太陽風があたらなくなっても次は星間領域の風にさらされることになるのはなんか広大な宇宙も身近に感じてしまう喩えのようだ。

Heliosphere - Wikipedia にある台所の流し台 シンク を喩えにした絵も蛇口からシンクに流れ落ちた水流が早い領域とその外の遅い領域とに、ある境界線で分かれることを示していてわかりやすい。

ボイジャーがヘリオスフィアの外へでたことで、太陽を包むヘリオスフィアが星間空間を進む宇宙船のようなイメージであることが尚更鮮明になった。

太陽を中心にしたこの宇宙船の先導役が、ボイジャーだ。

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